−慧斗− 虎琳組につくとごっつい顔のおに-さんが出迎えてくれた。 「…どこのもんじゃ!? ここがどこかわかってきとんのか!?」 イラついた私は、 「…どいて。ご当主に話があるの。 …龍葵組の慧斗が目通り願いたいと伝えて」 笑顔で、いった(つもり)。 そしたら、急に態度を変えて大慌てで中へ入っていき、違う人が客間に通してくれた。 ………心臓によくない……。ぜってぇ、恐いし。組長!? .