温かな雰囲気に包まれていると、奏真が現れた。
「あ、そ-まだ」
「若」
「今日はあっちいな。プール入ろうぜ」
何事もなかったかのように話す奏真と慧斗。
「ィィねぇ。行こう。
あっ、でも水着ない…」
「しょうがねぇな…
じゃあ、つべたいもん食いに行こうぜ」
「うん。皆で行こうね」
洸、夕兎、智も一緒に五人はラーメンを食べていた。
帰り道、
「なあ、俺らってつべてぇもん食いにでたんだよな?」
奏真が聞く。
「そうですね。
まぁ、うまかったからィィんじゃないですか?」
夕兎が答える。
「それもそうだな」
納得する奏真。
「ね、皆で家まで競争しよ」
慧斗の突然の提案。
「急にどうしたんです?」
「なんとなく…」
「はは…お嬢らしいですね」
洸は笑った。
「よ〜いどんっ」
智がそういって走りだした。追い掛けるように、慧斗達も走りだす。
慧斗はそこらの男なんかよりも速く体力もある。
だから、智達とも互角になる。
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