夜、奏真は龍葵組に泊まっていった。 「慧斗。月がすげぇ綺麗だ」 「ぅん。綺麗だね」 二人で月見酒をしていた。一升をあけるころ、奏真はついに理性が壊れた。 「けぇいとっ」 抱き着いてきたかと思えばキスをする。 最初は優しい触れるだけのキス。 だんだん、荒っぽい深いキスに変わっていく。 「…んっ、…っ、…っふ…」 苦しくなった慧斗は奏真の胸を叩く。 しかし、全く留まる気配がない。 強く叩くと、手を絡みとられる。 .