「…似てるんだね、きっと。あたしと奏真は…」 「かもしれないな…」 「…好きだよ、だぁい好き」 「…俺も好きだよ」 『友として』……二人はわかっていた。 そして、どちらからともなくキスをする。 食いつくような奏真のキスを慧斗はうけとめる。 二人のキスを庭から、夕兎と春眞が見ていた。 .