泣き止んだ慧斗は、夕兎をまっすぐ見つめた。 「……私は夕兎のことが大好きだったよ……」 「…慧斗… 俺は慧斗が大好きだよ。 俺の隣にいてほしい」 「……ありがと。 とても酷なことをいうけど……夕兎は凄腕な奏真の片腕として信頼している」 「…ほんとだょ。 でも、慧斗が路に迷ったら…必ず俺が導べを捜す手伝いをしてやる」 「…あたしにとって、導べはいつだって夕兎だょ。…これからもずっと…」 .