慧斗は藍染めの着物に身を包み、髪をてっぺんでひとつに括る。 ひとつ深呼吸して、ドアを開け、出ていく。 春都と夕兎も藍染めの着物に身を包み、春眞の着物も用意する。 居間には自然と皆集まってくる。 「…よく、聞いて。 これから親父のところに行ってくる。 皆はここで、静かに指示を待て」 慧斗は言葉を噛み締める様に告げ、三人は、病院へ向かった。 …まだ、逝かないでっ。お父さん…(慧斗)… …親父。逝かないでくれ…(春都)… .