中学生、前線模様。

「お前なんか好きでもなんでもねェよ、豚!!!!」


その途端シーンッという空気になる。


なんて、そんな空気は

長くて二秒。


次の瞬間には

みんな爆笑だった。


「皆も好き勝手言って…」

「悪かったッ目黒ォ」

「ごめんって桜ァ」


全員がけらけら笑っている。


「…」


あたしはその場を去って行った。


あぁ…

とんだ災難だ。



後ろでは

まだガヤガヤやっている。

くだらない…。


あたしはそう考えて

階段を駆け降りた。


これから

もっと大きな災難に

巻き込まれることも

知らずに。


「おうッ目黒ッ」

「……宇佐見」