俺様王子と秘密の時間



チラリと千秋を盗み見みると、少し顔を傾けてイタズラっ子みたいな瞳であたしを見つめていた。


バチっと視線がぶつかる。


かぁあああああ。

信じられない。

花子時代のあたしを見られてたなんて、あたしは恥ずかしさに負けて噴出しそうな顔を下に向けた。



「見てたなんて……嘘だよ」

「嘘じゃねぇよ。最初は黒魔術でもやってんじゃねぇかって思ったけど」


……黒魔術。

確かに暗かったけど。

でも黒魔術はないでしょ。

あたしは眉を寄せて千秋から顔を背けると、ムゥっと頬っぺたを膨らませた。


そんなあたしを見て、千秋はクスッと笑った。

その直後。



「きゃああああああああ……!」


視界がグラリと揺れて、反射的に瞑った目を開くと、あたしは長い机の上に仰向けになっていた。