俺様王子と秘密の時間



「……ち…あき?」


こんな風に抱きしめられたのは久しぶりで、心臓が弾けてしまいそうなくらい波打っていた……。



「オレがどんだけお前に触れたかったか、わかってんのかよ?」


ドクン……ドクン……。

背中が焼けちゃいそう。

でも、嬉しくて泣きそうになる。



だけどちゃんと言わなきゃ……、千秋に、あたしの全部を知ってほしいから。

不思議とそう思えてしまうくらいあたしは千秋のことが好きなの。


――きっと今なら言える。

千秋の体温を感じている今なら。

あたしは意を決して口を開いた。



「あたしね……ほんとは、す…、すごく地味だったのっ……!」


絶対に知られたくなかったハズなのに、打ち明けられたのは……抱きしめてくれる腕が暖かいから。