保健室の扉が開いた。
我にかえったあたしは身体を大きく跳ねさせて驚いてしまう……。
ここが学校で、あたしと千秋が何をしていたかがやっとわかった。
誰かが入って来たと同時に愉快な話し声があたし達が居るベットまで届いた。
「ほんとに雅弥はバカだなぁ〜」
「うるせぇっ!コウがひっつくからだろっ」
う……嘘……。
心臓をわしづがみにされたような気分だった。
「乗せてくれたっていいのにさ、オレをふっ飛ばそうとした罰だよ」
「コウがしつこいからだ」
「擦りむいただけで良かったねぇ〜」
どうやらコウちゃんが羽鳥のバイクに乗ろうとして、じゃれ合ってるうちに羽鳥が転んだというような会話だった。
あたしはカタカタ震えながら口から漏れる息を押し殺した。


