俺様王子と秘密の時間



色素の薄い髪の毛があたしに降りかかる。

ドアップになる千秋の顔に、あたしは釘付けになってしまいそう。



あたしは逃げようと思い身体を起こそうとしたけど、やっぱり千秋の方が一枚も二枚も上手だった。



「ダーメ。オレがそう簡単に逃がすと思ってんの?」


口をパクパクさせるあたしに顔を近づけると、千秋は挑発的な台詞を言った。

しかも涼しい顔で。

ダメって言われても……。

無理だよ、無理!



「待って……」

「待たねぇよ?」