「……ぎゃあっ!」
千秋は立ち上がるとあたしの脇の下に手を差し込んでひょいっと持ち上げた。
足が床から離れる。
ほんとはぎゃぁあああああって、叫びたかったけど隣の隣は職員室だ。
バレたら西山先生のゲンコツをくらいそう。
「やっ!やめて……!」
「静にしろって」
空中でジタバタ足を動かしても千秋は離してくれない。
あたしはまるで小さい子供が高い高いをされるような格好になる。
「結構、重いんだな?」
「なっ……なななな」
確かにあたしは細くはないけど、乙女に向かってなんてこと言うのよっ!
「ひゃああ……っ」
上履きを履いたままベットの上にストンと仰向けに寝かせられる。
千秋は顎を突きだして「フフン」と笑いながらあたしを眺めるように見下ろした。
「久しぶりに、イケないことしようか?」


