「んんっ……!」
あたしの唇をこじ開けて侵入する千秋の舌は熱を帯びていた。
ソレと一緒に何か固くて小さなモノがあたしの口の中に届いた。
そして唇が離れる。
あたしの口の中にとろけるような甘い甘い味が広がっていく。
「好きだろ?」
あたしの大好きな味。
「苺ミルクの、飴……?」
口を開けろって言ったのはこれをくれるため?
だからさっき千秋から甘くて美味しそうな匂いがしたんだ。
あたしは飴を舐めながら恥ずかしいのと嬉しい気持ちが混ざっていくのを感じる。
「水城になに言われたか、話したくねぇならいいけど」
千秋はあたしから身体を離すと、仰向けに寝そべった。
「オレ以外の男についてくんじゃねぇよ」
視線がぶつかった直後、千秋は何故か腕を顔の上に乗せると、目元を隠した。


