「はーちゃああああん……」
ぶわっと溢れた涙も、ココがカフェだってことなんて気にもせずにあたしは子供みたいに泣いた。
「鼻たれてるよ?花子」
店員さんがジロジロと見ていた。
でもはーちゃんは全く気にせず、そう言ってあたしの頭を撫でてくれた。
「落ち着いた?」
「うん……」
落ち着きを取り戻したあたしはグスッと鼻をすすりながら苺ミルクを飲む。
氷が溶けててマズイ。
「はーちゃんあのね……」
「どーした?花子」
「……花子って」
クスクス笑うはーちゃんにあたしは救われた気持ちになったんだ。
「あたし……好きな人がいるの」
はーちゃん、ごめんね。
あたし、きっと千秋が好きなんだと思うの。
もう誤魔化せないよ……。


