次の日、学校へ行くとクラスメイトたちはあたしを見るなりクスクス笑った。
背ヒレ尾ヒレついた噂話はあっという間に広まって、あたしは笑い者。
その時も“彼”は笑った。
何事もなかったかのように舌を出して、真っ赤なピアスをあたしに見せるようにして蛇みたいな瞳で不気味に笑った。
あたしが育てた小さなヒマワリは、ぐちゃぐちゃに踏みにじられていた。
その当時、お姉ちゃんはOLさんになったばかりで一人暮らしを始めていた。
電話で全てを打ち明けるとお姉ちゃんのアパートに住んでいいと言ってくれた。
でも絶対に甘えないこと。
それがお姉ちゃんの出した条件。
お母さんたちはあたしの話を聞いたあと、少しだけ泣いた。


