俺様王子と秘密の時間



変わるって?

意味がわからないままあたしは目線を千秋からパッと外した。



「こうしてくれって頼んでんだよ」

「きゃああああっ……!」


突然、身体を起こされて、かと思ったらあたしの腰に腕を回したまま、千秋は後ろに倒れこんだ。


千秋が下で、あたしが上。

千秋の上に倒れこむような体勢になってしまった。



「や……やだやだやだぁ!」


千秋の胸に顔を埋めるあたしは、両手をついて必死に起き上がろうとする。



「そんなんで、オレが離すと思ってんの?」


挑発的なセリフにピタリと抵抗をやめた。

それだけじゃなくて、悲鳴を漏らすよりも早く千秋はあたしを抱きしめたから。


ドクドク……と千秋の胸から響いて、それはあたしのモノも混じってるのかわからないくらい。



「やだってば……っ」


精一杯の力をこめて、両手で自分の身体を起こす。