あたしの腕をグッと掴んだままの千秋は、力を緩めてくれる気配はナイ。
むしろ、もっと力が入っていく。
何度もついばむようなキスを落とす千秋は次第に荒々しくなっていく。
「んっ……!」
もう限界……。
それを察したのか千秋は静かに唇を離して、あたしの髪の毛から指をスルリとほどいていく。
大きく深呼吸するように酸素を取り入れるあたしを見て……
「もうギブアップ?それとも……まだたんねぇのか?」
至近距離で視線が絡まる。
まだ水分が残る髪の毛から降ってきた雫が千秋の睫毛にポツリと落ちて。
そんな伏し目がちな表情に、あたしはカクンとぐらついてしまいそう。


