俺様王子と秘密の時間



あたしは目をパチパチさせる。


これは幻覚……?

ベットの上に、なんでアイツが居んのよ?

一度バスルームの扉を閉める。



「おい」


カチャ

また扉を開いてしっかり見ると、それは幻覚なんてもんじゃなかった。

現実だ。



「お前なにしてんの?」


きゃあああああ――!

なんでぇ?

てゆーか、それはこっちのセリフ。



「なんで千秋が居るの……?」


さっき部屋に戻ったんじゃなかったけ?

ポカーンと口を開けてるあたしは、きっと酷いくらいにマヌケ面。



「シャワー浴びたんだよ」

「いや、見ればわかるけど……」


千秋の髪の毛は濡れてるし、Tシャツだってさっきのとは違うし。


プシュッ

あたしの部屋のあたしが寝るベットの上で、千秋は缶コーヒーのプルタブを空けた。



「こっち来いよ」


まるでココは自分の家のような口調で言う。