A組からスタートすることになりそれぞれ決められたペアになる。
あたしは誰と一緒なんだろ……?
もしコウちゃんとだったら二人してぎゃあぎゃあ悲鳴をあげそうだなぁ……。
なんちゃって。
でもコウちゃんは、はーちゃんとだった。
キョロキョロしていると
「シイ……お前、オレとだから」
「え……っ?」
ビクッと肩をあげて振り返ると、懐中電灯を握りしめた羽鳥が立っていた。
う……嘘。
なんでこんな時に羽鳥とペアになっちゃうの?
「う……うん。よろしく」
今さら、改まった返事をしてしまった。
羽鳥と二人は気まずい。
さっきのことがあっただけに、あたしは顔を見ることが出来なかった。
羽鳥はポケットに片手を突っ込んだまま一言も口を開かない。
やがて順番が回ってきて、あたしと羽鳥は林道を歩きだした。


