だ……ダメだよ。

あたしの心臓が壊れちゃうよ。

ブラウンの瞳に見つめられると、焼けそうなくらい熱くなった。



「やべ……我慢出来ねぇかも」


え……?



「やっ……やだ」

「嘘だよバーカ。期待した?」


言い返す余裕なんてナイあたしはまるで着せ替え人形みたいにされるがまま。

スルッとあたしの背中に腕を回してぎこちない手つきでブラをつけた。



なんでこんなに恥ずかしいのに、千秋は平然としていられるの?



「いい加減に……して」

「言いたいことはそれだけか?」


ああ……あたし恥ずかしすぎて死んじゃうよぉ。



ああああああぁああ!

もう止めた!

全部なかったことにするのよ!

無意識のうちに目を閉じていたあたしはパチッと開いた。



「あ………あれれ?」