俺様王子と秘密の時間



怒鳴ってやりたかった。


それなのに、窓際にある大きなダブルベッドの上で千秋が寝転んでいた。

いや、正確には眠っていた。


しかもバスローブがはだけてセクシーな格好……。



きゃああああああ!

なんでこんな格好で寝てんのよ。

あたしは目のやり場に困って意味もなくキョロキョロと目を泳がせた。




でも千秋、寝てるんだよね?

あたしは起こさないように寝息をたてる千秋の側に近よった。



寝顔を見るのはこれで二回目。

やっぱりムカついたりするけど、その寝顔に胸がキュンとしてしまう……。



トクン……トクン……

千秋、顔が赤い。

バカだなぁ。

間違えてお酒なんか呑んじゃうからだよ……。

あたしは無意識のうちに、千秋の隣に腰をおろしていた。