どっひゃあああああ!
目の前に建つのは確かに家なんだけど、そのデカさにあたしは驚いた。
ドラマや映画に出てくるバカでかいお屋敷というわけでもナイし高い門とかもナイ。
でも一軒家、ニ個分はあるんじゃないの?
外国とかにありそうな感じのオシャレな造りで三階建て……。
あのバカ王子は何者?
ゴクリと生唾を呑み込み、表札の隣にあるチャイムを鳴らした。
玄関の明かりがポッとついた。
カチャ――。
「はぁあい」
中から出てきた人物にあたしはまたまた驚いた。
あ………あれ?
その男の人は千秋に似てるけど千秋じゃない。
大人バージョンの千秋というか。
「あ………あの」
「あ!もしかして椎菜ちゃん?」
「へ……?あ、そうです」
するとその男の人はニッコリと笑った。
「千秋の兄で春希(ハルキ)です。とりあえず入って?」
お………お兄さん!?


