千秋からのメールは着てないし、あたしからも連絡してない。

学校でも会わないように教室にこもりぱっなしだ。

もうすぐ夏合宿だけど、誰にも言えない“秘密な関係”だけに、今はどうしたらいいかわからない。



「あ。ねぇ、はーちゃんは?」

「葉月は日直だから、日誌提出しに行った。コウは用があるからもー帰った。つかお前、オレの言ったこと聞いてんのか?」


はーちゃんは日直かぁ。

こんな時は尚更、はーちゃんとお喋りして気を紛らわしたかっのになぁ……。



「きゃっ………!」


ぼんやり考えていると突然、頬にヒンヤリとした感触を感じた。



な、なんなの……?