正直タクシーを使えるような距離でもないし、

ここはホテルすら見当たらない場所だ。


ふと、思いついた解決策がひとつあった。



ちょっと言いにくいけど、仕方ない……。


「うーん、アキラくんのもしご都合悪くなければ、ですけど…

泊めてもらってもいいかな…?」



「えっ」


「一人暮らしだったよね?」


「え、えええ、まぁ、そうですけど……散らかってますよ」