「やっぱり男物はぶかぶかだね」


パジャマに着られているちあきの姿をみて、
アキラは力なく笑った。


「それじゃ僕は下で寝ますから、
先輩はベッドを使ってください」


「いやいや、いいよ、私が下を使うよ」


「先輩はお客さまですから、そのくらいのおもてなしはしないと」

「ああ…アキラくんは優しいなぁ。
ありがとうね、いつも」