すると久実はあたしの携帯を触って あたしに画面を見せた。 「ほら、後はボタンを押すだけ」 画面には、大きな文字で 佐野 優哉 の文字。 下には部長の携帯の電話番号。 本当に、 後はボタンを押すだけになっている。 「ってか後で連絡するって 言ったんでしょ??」 飛希はため息をして、 紅茶の入っているカップに口を付けて あたしに訊いた。 「………ぅん…。」 「じゃぁさ…。 部長連絡無いと困るんじゃない?」 「…………。」 あたしはそれを言われると 何も言えない。