「なぁ、本当の事を教えてくれないか?」


「じゃあちょっと待って?」


「あぁ。」

そういって席を離れて親父に電話した。



『もぴもぴー♪』


「もぴもぴじゃねぇーよ!親父翔の事知ってたのか!?」


『なになに?もうばれた?』


「お前っ!知ってたのに何でいわねぇんだよ!」


『だってぇー。』


「おい、今真剣な話してんだぞ!?」


『まぁ、正直に言うとな。お前と翔君をくっつけるために相部屋にしたんだ。』


「わけわかんないし。」


『お前をこの学校に入学させたのもそうだ。』


「なんなんだよ…。」


『翔君にはちゃんと自分が女だと言う事を話せ。』


「翔だけに?」


『あぁ。』


「翔の前では女でいてもいいの?」


『あぁ。』


「何だよそれ…。」


そういって携帯をきった。