初めてかもしれない。


ちゃんと“女の子”として見てもらえたのは。



「・・・・あたしで、いいんですか?」



気付いたときには、その言葉が口をついて出ていた。



「君が、いいんだよ」



そう言って微笑む彼の顔を見て、

何故だか涙があふれそうになった。