「…悪かった」 ぎゅっ ……………。 …一瞬遠くの方にお花畑と綺麗な川、そして死んだおばあちゃんがその川の向こうから手を振っているのが見えた。 うふふ~おばあちゃ~ん!私も今からそっちに行くよ~! なんて危ない橋を渡りそうになりながらも正気に戻る。 そして今のこの現状。 …そう、私の体があの恐怖の大魔王様の腕の中にすっぽりと収まっているこの現状に至るわけで。 ピッキ――――ンッ!! 固まった。というより凍結した。