「……どういう意味?」

やっと口を開いたお前は怪訝そうな表情で俺から目を離しコップに手をのばす。

そんな顔すんなよ。
いつものように笑ってくれよ。



「だから、お前の事が…好きだ。」

そう…お前の事が…好き、だ。


もう一度言い直したらドキドキしてきた。
心臓がおかしくなるんじゃないかってぐらい鼓動が早まる。


ヤバい、マジで好きだ。
お前の事。

だから好きだってマジ。





「ふざけないで…!!」



浮かれている俺と反比例するかのようにマジギレしてるお前。




…なんでだよ?

俺、本気でお前が好きなんだって。
ふざける訳ねぇって。