「客の為か。言っとくけど、ここの客はあんたが働いてた前の宿とは違うぞ」 「…様々なお客様が居るのはわかってます」 「…あんたが苦手な奉仕を望む客ばかりだ。今までの様には行かねぇよ」 私が苦手な奉仕? 私に苦手な奉仕なんてあったかな。 奉仕の仕方なんて、そんな何通りもない筈だけど…。 この人の言っている意味がよく分からない。 「…来い」 男は私の手を引くと自室へと向かった。