「お前の為じゃねぇ。俺が胸糞悪かっただけだ…自惚れんな」


「プッ。ハハハッ。やっぱりそう言うと思った。私、龍也さんの事、分かって来たかもしれない」


何だか嬉しくって。
つい、笑っちゃった…。
怒ってる…かな…?


「フッ…ガキが何言ってんだ」


あれ…?
微かに笑ってる…?
全然怒ってない…?


「ガキじゃないよ。23歳だもん」


「俺から見りゃガキだ」


額をベコピンされた。


デコピンされた額が……熱い…。