遊女と経営者の恋愛事情


私…変わったのかな?
前の宿に居る時と……違う…?
どこが違うんだろ。


特に何も変わりはない筈…。


「…お前ならこの店のNo.1になれる。俺が言うんだから間違いない」


「…もちろんだよ。体を張って働くんだから、上を目指さなきゃ気が済まないよ」


「ハハハ。そうか。まあ、無理はすんな。嫌になったらいつでも言え」


私の頭をくしゃくしゃと撫でる龍也さん。

その表情を見るだけで胸が高鳴る。


滅多に笑わない人が笑うのって
こんなにも嬉しいんだ…。