『とある休日のこと。』


30も過ぎ、体力の衰えを感じはじめた近頃の私ときたら、ジムに行ってみたりする。
「体脂肪8%の自分は絶対に太らない…」なんて意味不明な過信をしていた頃の肉体に戻すべく、休日にボチボチ鍛えている。

そして、決まってその後はは奥さんの指令のもと、掃除洗濯を従順に行い、一通り終わり次第、奥さんの買い物にドライバー兼銀行としてついていく。

心身ともに休まる暇もない休日。

ああ、たまには友人とどこかへ朝から出かけたい。

その旨奥さんに相談すると、「いいよ」と渋々了承賜る。

かくして我々は東京電子街区秋葉原へ未体験の遊戯を嗜みに赴いた。