「お母さんと二人で行っておいで」長崎への切符を手に、母と長崎へ。どうして皆で行かないのかなと少し疑問に思ったけど、大して気にならなかった。それよりやっとあえる。その期待と喜びでむねいっぱいだった。
「おばあちゃんの病院にいく前におじいちゃんの眠っているお寺に行こう」母の提案にお花を買って、お寺に向かった。御堂にお花を供えていたら母がせきを切ったように泣き出した。驚いた。

「Y、ごめんなさい。この中におばあちゃんが眠っているの。」