お兄ちゃんは悪魔サマ

 


そんな事より今はお昼!
お腹すいたなぁ……

私が売店の行列を見て小さくため息をつくと、それを見た先輩が声をかけてきた。




「唯、疲れた?」

「あ……ちょっとだけ」

「お腹はすいた?何が食べたい?」



私はちょっと周りを売店を見渡して答える。




「何かご飯モノが食べたいかも」

「解った。おい、尚哉、陵さん、唯が疲れてるみたいなんだ」



それを聞いた2人は、私に大丈夫かと個々で聞いてくる。




「お腹もすいたんだよな?」

「あっ、はい」

「唯はご飯モノが食べたいそうですよ」




先輩はまずお兄ちゃんに私の希望を伝える。

それから尚哉くんに。




「俺は何でもいい」



そう言うと、鞄からこの遊園地の案内図を取り出し2人に見せた。




「お昼はこの広場で食べよう」



何だか1人で話しを進める先輩に、私含め残りの3人はちょっと困惑気味……




「解った?」



一応頷く3人。

すると突然、先輩は私の手を掴んで走り出した。




「じゃあ俺と唯は先に行くから、お昼買って来てくれ」



こう2人に言い残して……






残された2人はあまりに急だった為か、追いかけてくる事もなく唖然としていた。