お兄ちゃんは悪魔サマ

 


「唯、おはよう」

「おはようございます!先輩……昨日は大丈夫でした?」



考えてみれば、屋上に生徒会長と先輩置き去りにしちゃったんだよね……




「昨日?そう言えば、よく解らないんだがが何故か葵と屋上に居たんだよな」

「え……?先輩、昨日の事覚えてないの?」

「なんか記憶が曖昧なんだ」




そーいえば、昨日イグルスさんが先輩と生徒会長の頭に手を当てて何かしてた。
もしかして記憶消したの……?




「昨日何かあった?」

「ううん。何もないですよ。行きましょ!」




私は先輩の手を取り歩き出した。その後ろで、猫の鳴き声が聞こえた。

今の私には、猫=お兄ちゃんの図式が成り立っている。


もぉ〜せっかく先輩との時間なのにっ!!

怒りを込め勢いよく振り向く。




「あれ……?」



そこに居たのは真っ白な猫。お兄ちゃんじゃない……

瞳は綺麗なブルー。

な、なんか似た人を最近見たような気がする。




「今度は白猫か。最近、猫をよく見かけるな」



笑う先輩の元に向かう白猫。
スポッと腕に抱かれた猫……




「こいつも人懐っこいなぁ」



……何か先輩との仲をすご〜く邪魔されてる気がするのは、気のせいでしょうか。


いや、気のせいじゃないっ!!