お兄ちゃんは悪魔サマ

 


じいちゃんに解るのはここまで。その他の詳細は直接対峙した時にしか解らない。




「えっと、この場所は……」



現在悪魔がいる位置を覚える。っつかこの辺りは行った事ねぇな。


実は弱い悪魔は捕まえるのは簡単だけど、見つけるまでが大変。

力が弱いのと同様に、気もまた弱いから。




「じいちゃん、この周辺の悪魔で強いヤツはいる?」

「いや、特に気になる程のはおらんな。ただ……」

「ただ……?」

「最近、お前の近くに現れた悪魔がおるじゃろ?」



最近、と言うのはいつからだ?

陵?八城……?




「強いヤツ…?」

「相当な。おそらく尚哉でも勝てんじゃろう」




それなら八城だ。
勝てないって断言されんのはムカつくけど。

他にも捕まえた悪魔はいたけど、全部渡しちまったからな。




「んで、その悪魔がどうかしたのか?」

「其奴には関わるな」

「何で?強いから?」




じいちゃんはそこで言葉を濁した。昔からむしろ強い相手にこそ挑めと、俺に教えこんできたじいちゃん。

それがただ強いだけで関わるなとまで、言う訳がない。




やっぱり八城には何かある……