「あ、そこの家なのでここでいいです」



沖田の指差す方には、茶色い屋根の家。


で、でかっ…。。


沖田は、いいとこのお嬢さんか?


確か…両親は今、海外出張中だったな。


て、ことは沖田ひとり?



俺は車を家の前に停めた。



「先生、送ってくれてありがとうございました!」


「おう。いいけど、お前家でひとりか?」


「今は、はい。」


「大丈夫か?」


「大丈夫ですよー?隣りのその家、角クンんちだし。」


「え…?」



そう言って、沖田んちの隣りの家をみた。


すると、ちょうど…角の家から、人が出てきた。