「先生だって、普通の男だぞ?普通で当たり前だろ。」



「へへ。ですよねぇ。何か先生は、先生っていうか…ちょっと特別なイメージ持っちゃって。」



それって、教師は教師。恋愛対象にはならないってことか?


何故かちょっとショック。。



「…沖田ぁ、何か夏休み、変わったことでもあったのか?」



俺は、視線は前に向けたまま…限りなく自然体…いや教師っぽく、聞いた。



前を見てても、沖田が俺の方を見ているのが何となく分かった。



「あったといえば、ありました?」



何とも、曖昧で優柔不断な答えだ…。



ここで、もっと突っ込んで聞いてもいいのか…?


どんなことがあったのかって…。。



「沖っ…


「あ、先生!そこ右!」


「え…お、おぅ。」



思い切って、口に出した途端…沖田の道案内に遮られた。


何つー、タイミングの悪さ…。。