その後、自分達のコテージへ滝先生を支えながら帰っていった中川先生に見送ると、いびきをかいて爆睡している佐久間先生を布団へ転がし、自分も布団へ寝転がる。



月明かりでほんの少し明るいコテージの天井を見上げていると…考えてしまうのは、沖田のこと。



どんな寝顔してんだろ…。


まさか、また泣いてないよな…。



酒が入って眠いはずなのに、沖田のことを考え出すと、眠れない。。



俺は仕方なく、起き上がり…夜風に当たることにした。



コテージのドアを開けると、肌寒いくらいの夜風が俺にあたった。



あまり吸わない煙草を、一本取り出し…手で風を遮りながら、ライターで火をつける。



う゛…久々に吸うとちょっとキツいな。



「すげぇ星だな……。。」



煙草の煙を吐き出しながら、上を見上げると…溢れんばかりに散りばめられた星達が夜空に輝いていた。