◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆




「元気…してた?」


「まぁな。お前は?」


「まぁまぁかな。」


「フッ、あっそ。」



省吾と2人、シャンパン片手に…昔と変わらないどうでもいいような会話。


少し離れたところで、会社の友人なのか…話で盛り上がってる奈々を2人で見ていた。


すると、ふいに省吾が俺を見て…口を開いた。



「…修二、俺今幸せだから。お前に後ろめたい気持ちなんて感じてない。」



そうはっきり言った。

俺は一瞬驚いた。

だって、今全くと言っていいほど…

嫉妬心とか、そういうのがない。



「悪い。俺も今十分幸せだから。だからお前らを妬んだりしてない。」


「…修二。…ありがとう。今日来てくれてまじで嬉しいよ。」



2人で前みたいに、笑いあった。


奈々と別れたあの日、こんな事二度とないと思った。


だけど、良かった。


また、親友と…大事な友人を取り戻すことができた。