いくらなんでも…


いや、いくら信じたくなくても…


あの光景を見てしまったら、誰だって2人がどんな関係かなんて…分かってしまう。



現に、今…俺だって…。。



俺はあまりの衝撃に…窓に背を向け、
そのままズルズルとその場にしゃがみ込んだ。



まさか…



だって、沖田はまだ16になったばかりで…塚本は、もうすぐ25だろ?



そんなの…ありかよ…。



「嘘だろ・・・……」



俺の呟きは…虚しく部屋に響いた。



恋愛に年の差なんか関係ないなんて、思っていた俺だが…


こうして、自分のことになると…


認められなくなってしまう…。。



どんな男だろうか、女を泣かせる男なんかロクな奴じゃないだろう。


そんな男より、俺のほうがよっぽど沖田を幸せにしてやれる。



なんて、大きく構えてた俺。



知りたくないが、知りたい…沖田の心を独り占めする男。



知ってしまった。



それは、俺の可愛がっていた…



男も認める、本当にいい男でいい奴…。



高校時代の後輩、塚本だった…。。