新しいクラスにも慣れたころ、きっかけは突然訪れた。 「鈴!ちょっと来て。」 大きな声で、大和がわたしを呼んだ。 (もぅ。クラスのみんながコッチ見てるよ〜) 恥ずかしく思いながら、大和についていった。 ついた所は屋上。 青空が広がっていてきもちいい。 わたしは、大和の用件を聞くのも忘れ、自分の世界に入っていた。