「ところでなんで鈴斗さんは幽霊になったの?」

私は遠慮する素振りも見せず彼に向かって言った。
え?少しは遠慮しろって?だってすっごく気になるんだもん。(笑)

「お前は気をつかうって言葉をしらないの?俺ちょっとびっくりしちゃったよ?」

そんなこと知らんわ!そんなことより今あたしが幽霊としゃべってる事の方がびっくりだわ。

そして彼は半笑いしながらこう言った。


「わかりまへん」


…ははっ!君は自分がなんで死んだかもわからないのかー!しかも死んだのに笑いながら言いますか?普通。


「とりあえず俺はどこで寝ればいいの?」


いやいや、さっきの話もう終わっちゃったの?もうちょっと話そうや(笑)



私は彼を冷めた目で見た。

彼は一言あたしに
「おそうよ」と言った。

あたしはこう言った。

あたしのベッドを使ってくださいと。