「桜…姫さま…ありがとうございます」


旅芸人は桜の木に触れ、感謝しました


旅芸人はこの話を元に芝居を始め、桜一座と命名し、一流の芝居役者になりました


この噂を聞きつけてあらゆる地域の人達が桜の木に願い事をするようになりました


でも、誰1人として、小さな精霊の姿を見ることは出来ませんでした


それから後、願い事をした後、人間には見えない、小さな精霊が現れた時は、花ビラが舞い散り、桜吹雪となり、願いが叶うという噂が広まりました




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