「ただいま〜」


「おかえり…ゴホゴホ…」


「おっかさん大丈夫?」


「薬を飲んだから大丈夫さ」


「少し横になってて…今おかゆの支度をするから」


「悪いね…」


おゆうがやすと逃げなかったのは縁談なんかじゃなく、病気の母親を1人残して自分だけ幸せになんかなれなかったからだ


「おかゆ出来たよ」


おゆうは母親におかゆを食べさせて、あの伝説の話を聞いた


「おっかさんが言ってた伝説…一番始めから聞かせて」


すると母親はゆっくりと起き上がり、話し始めた




――――――…