6時間の授業が終わるとホームルームをすりぬけて、美由と街に出かけた 「街大好きっ」 『そうなの?』 「だって色んな人がいるんだもん。魅力的でしょ?」 そう言った美由の横顔は大人だった 私は大きく息を吸い込んだ 都会の匂いがした