空物語


「どうしたの?」

私がそう聞くと、大星は言った。

「実と…ケンカした」




そのまま私は大星の隣に座り、彼が話し出すのを待った。



大星は実ちゃんとのケンカの原因や、愚痴などを私にたくさん言った。


私はそれを、ただ黙って聞いていた。






でもしばらくしてから大星は、辛そうに笑いながらぼそっと
一言つぶやいたんだ。






「それでも、好きなんだよな」


って。