風子ちゃんが大空幼稚園から行ってしまう日がきた。

クラスのみんなで風子ちゃんのために歌を歌った。

その後、みんなで作った折り紙の首飾りを風子ちゃんの首にかけてあげた。

風子ちゃんは嬉しそうに笑った。


お帰りのバスから降りると、風子ちゃんのお父さんとお母さんが迎えに来ていた。

「どうもお世話になりました。」

風子ちゃんのお父さんが僕のお母さんたちに挨拶している。

引っ越しの準備ができたので、これから出発するらしい。

僕は風子ちゃんに手を振り、お母さんと家へ帰った。